ここでの基板が出来上がってきた。
kp-12ではフィルターの群遅延特性によって肩持ち上がりが4dB近く確認できる。つまり脚色されている。
この基板は、crystal filterレスにしてみた。kp-12はNDK製2.4kHz幅のフィルター使用なので300Hz~2.7KHzの音を通過させる。これだと第一フォルマントが犠牲になるし、am放送よりも高音が削られて、あの音になる。同じ型式のNDK製2.4kHz幅のフィルター使用した無線機はIC-710な記憶。
この基板は音域制限がないのでAM向き。回路上NASAにも使えるが、NASAが合法かどうかは不明。
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KP-12A同様にta7061を使っている。
・矩形に近くなった波形は10.7MHzの2連LC回路でスムーズ化させる。この時の結合Cが大きいと矩形がバレてしまうので、小さくしていくと出力が小さくなってメーター回路のスイング不足になる。Cが大きいと100mV OUTするのでメーターはガツンガツンと動く。
⇒市販品だと、10.7IFTの2次側巻き数が少なくて苦しいのは事実。
この1mV入力でCOMPスタートする設定にした。KP-12Aよりも、小信号から動作するのが特徴。
2連LCの結合をこれ3pfにするならば、メーターアンプはもう10dB必要だ。(結合cを100pfに増やせば丁度okにはなる)
搬送波の減衰はもう少し必要だ。
一応作動する。
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スマホから入れた信号挙動がKP-84とは異なるので、 20分ほどオシロを眺めていた。
・太陽光発電1000KW砲の重畳ノイズ(動作周波数4.63kHz)が電波として此処等を飛んでいるが、それにも反応してリミッテイングしていることが判った。ヘンリー5Kの200倍ノイズは強力である。
コールド側ラインを見直しして動画のようになった。
良い子は真似をしないように。
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作動確認したので公開。
YouTube: 自作RFスピーチプロセッサー :ta7061 クリスタルフィルターレス
RK-95になる。基板は領布中。
KP-12Aを入手し忘れたあなたにおくるRFスピーチプロセッサー。