・千曲川流域下水道下流処理場(クリーンピア千曲)が浸水して停止になった。
・応急的に復旧してくれたのは、民間の会社。 設計者でもなく施工者でもなく、単にメンテンスを請けている会社。 設計あるいは施工した会社に行政担当が頼むのが筋である。何故なら施工図面はあるし設置した人間ならば図面に記載ない詳細なことまで知っているからだ。
・行政から「なんとかしてくれ」と泣きつかれたたようだ。14万人の下水処理施設ゆえに、腹を括って請けたと申していた。副市長からバンバン電話が来ていたようだ。
・重量3トンの排水ポンプを引き上げて移設したそうだ。吊るにしても4トンユニックしかないので色々苦労したらしい。
・建物設計がよくて開口高さが不足。もともと施工していないので、「何だよこの設計!!」状態。しかたなく傾けて人力にて引き出したそうだ。
・ポンプに100mmH鋼で脚を溶接つけて、濁て水底が見えない処理場水中に移設したそうだ。石ころや瓦礫でもあれば傾斜して、そこで終わり。 運よく安定した処に置けたとのこと。開口高さが不足ってのは、公務員発注案件ではしばしばありますので注意してください。。
・たまたま、その指揮をとった方が当方に挨拶に来られた。
お話をお聞きすると、
ポンプが移設でき処理場の液面が下がりだしたら、担当公務員(管理職)はスタッフで深度を測りだし、「ありがとう」の言葉もなく姿を消した、、。 とのこと。
緊急事態だから契約書の取り交しもなく、口頭による契約であるが、お礼を言うのが人の路だろう、、。契約書が不存在なので労災発生時には担当公務員は200%逃げます。
・「拝み倒して頼んだくせに逃げるのは速い ⇒ 公務員」これもよく聞きます。
やはり公務員は下々にお礼を言うのを嫌うようである。しかし公務員の給料は今年も上がりました。お礼挨拶も出来ないのに随分威張るんだよね、公務員は、、。 その公務員になりたい方が多数いるので、日本はモラル低下が加速中です。
今回は、公務員が無能で川浚いの許可を出さない。結果、河床があがって護岸決壊に至ってますね。護岸施工時より1mほど河床があがっていると思う。 「砂利採取の県組合から川浚い申し入れても、断られた」と過去に聞こえてきています。逆説的に捉えると「河床を上げることに積極的ですね」。
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当方もこの13日(日曜)に、千曲川流域下水道下流処理場(クリーンピア千曲)向けに「8インチポンプを8台手配した」。ポンプは稼働中だ。その挨拶に今日来られた。
流入量と排水量がイコールなので、マージンは無いとのこと。 暫定対応だが3ケ月ほどは排水管は耐えれるらしい。(地上排水なので埋設施工にくらべて排水管の圧耐性がずいぶんと落ちる)
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オイラは田舎の機械設計屋です。東京電力のメーター(スマートメーター)は、オイラ設計の自動機で検査・封印してます。60年近く生きていいるのであちこちに知人がいます。犀川水系砂防指定区域に住んでいます。