過去にaf信号だけを入れた実験出力波形。
0.3v outで歪んでいる。
JH9JBI氏のレポート通りに0.2v以前に歪む。素のままだと概ね0.15Vが出力上限になる。
RF-AMPを使うともっと悪化する。
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6m QRPで人気のあるTA7358でワイヤレスマイク製作した。 TA7358はクランピングダイオードの呪縛があるので、不人気の側面もある。 「その呪縛からの解放方法は過去記事」にあげてはある。dsb ⇔ am は抵抗1本の有無で行う。ラジオで聴くのが簡単なのでamにした。
今日は、呪縛されたままで製作を行なった。 (メーカーの意向に沿った回路になっている)。BC帯にしたので真空管ラジオで音質確認することを前提にしている。 SOLID DEVICEよりもtube radio で聴くと音質優劣が判り易いからだ。
1,
LCによる発振確認。 トランジスタ用赤コイルを使ったので周波数帯はBCになる。
2、
発振OKなので、部品を全て実装した。
3、
MIC端に低周波信号を入れた。飛ばして確認。 単音だと、まあまあ普通に聴こえてくる。 軽い違和感がある。飛びは1mほど。finalはM28Sなので数十mA流せるが、それだと飛び過ぎになるので必ず軽く作動させる。
4、
肝心の変調波形の確認。
動作点がセンターにないことが波形から判る。
入力を上げていくと、クリップしたかのような波形になる。入力レンジが狭い。 NE612やMC1496,S042Pとは波形が異なる。波形具合から音の違和感理由も判明した。
DBM部100mV程度からクリップする特性なので、100%変調に届く以前にクリップ(歪む)する。まあHI-FIでは無い。
、、、と云うことは、工夫なし状態ではosc強度として100mV以下であることがほぼ必須だろう。左様に弱い自励発振できるのか? クリコン用としてもOSC注入は100mV近傍以下でないと生成された波形は歪む。
ICの設計仕様がFM用なので振幅制限有は前提になる。振幅制限機能内蔵の半導体を 振幅変調用に使うには工夫はmust.歪んだ音が好みならば使えば良いだろう。
オイラは使わない。
◇◇参考にMC1496の波形(下写真)◇◇
MC1496仕様 エキサイター ⇒ ここ。 MC1496,NE612,S042P,TA7358と触ってきたが、波形の美しさでは MC1496 > S042P > NE612 >SN16913 >>>TA7358。
ここまで違うとね、、。。
5,
まとめ
変調波形は誉められるものではない。現状だと音声信号の小入力時にもクリップしてしまう。その辺りがCOMP動作とは違う。真空管ラジオ自作派のオイラとしては、恐らく消極的使用デバイスの一つになるだろう。
実験して遊ぶには程よいデバイスだろうが、 送信用(HAM RADIO)としては??だろう。クリコン用にしても外部OSCからの注入上限は100mV近傍になる。安全を見れば70~80mV程度だろう。
HI-FIにするには工夫が必要になる。 「割合に制約が多いデバイス」と捕らえるのが正しい。 工夫は各自してみてください。
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通算製作として第272作目。
「呪縛から逃れる実験したい方向け」に基板領布します。TA7358式 am/dsb トランスミッター実験基板の「基板ナンバー RK-37」です。
さて、工夫をしてみた。 クリップ波形からは脱出できている。まあ何とか使える水準になった。上下非対称も随分と改善された。
これならばクリコン限定用としてならばまあOKだろう。
問: AM/SSB受信に使えるか?
答: オイラは使わない。
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