チノンの倒産: 回顧録

チノンの社長:矢崎氏が自宅で亡くなって20年を超える。雇われ社長であった。

往時のチノンは、ボンダーの新川へCCDカメラと画像処理を納入していた。まあ「ボンダーカメラ=チノン」の時代であった。

処が「チノンの部長」が チノン製造のCCDカメラを、会社を通さずに大量に販売していた。製造費はチノン負担し、売上は部長個人に集まる構造になっていた。オイラが知っているだけでも「5人+部長」で会社を利用して、私腹を肥やしていた。

 「どうしてそれを知っているか?」では、 チノンへ納品したが代金支払いが遅延するので、こちらで問いただして、チノンから5人謝罪に来た。そこで部長ぐるみで不正していたことを吐露した。 恐らくは10億単位でやっていたはずだ。部長は取締役だから、大事なわけ。

 それから間もなくして矢崎社長が死去。 表向きはは、心不全ではあるが、取締役が不正していた経営実態を知っての自殺ってのが真相だと地元では云われた。雇われ社長ゆえに苦労も多い。

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オイラは田舎の機械設計屋です。

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