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低周波発振器の出力を固定して周波数を上下させてみた。
オシロの左側波形がsp端(vtvmの黒指針).
右がmax295へ注入している波形(vtvmの赤指針).
注入周波数によってMAX295の吸い込み量が異なるので、注入側のVTVMは少々上下する。
①C=220PF
◇1.5kHzでの値
◇2.6kHzでの値。
黒指針が右に振れて 出力が増加中。
◇4kHz時。
ガツンと出力降下した。
②C=680PF
◇450Hz時
◇1kHz時。 持ち上がりが確認できる。
◇2kHz時。 20dB超えでLPF作用を確認できる。
◇
上記C=220PF時、680PF時ともに LPFの機能は十分良いが持ち上がり量が8dBほど確認できる。「キレはよいが跳ね上がりがある」と云うべきか、、。 C容量によって跳ね上がり点の移動が確認できるので、跳ね上がりはMAX295内部回路に依存していることも確認できた。
Cの容量としてはphone用ならば C=180PF~220PFだろう。
データシートの文言には、「極めて平坦なパスバンド特性」と明示あるが、オシロで観測された「跳ね上がり」への対策は現瞬間において思いつかない。
◇◇周波数によって吸い込み量が凸凹するが、ラジオのAF部ではこのような凸凹には為らない。高域が垂れてくる。 受け側のインピーダンスが下がるとVTVMで観測される値は低くなるので、このMAX295では「入力インピーダンスが凸凹している」と考えてよいかどうか?
上流側へのOSC漏れは、図中 C25の容量程度では止まらない。8.5Vほどの単一電源で作動させた。