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3端子レギュレータの入口・出口にはキャパシターをつける。低ESL/低ESR品は使えないことはご存知だろう。 低ESR品を採用した画像がかなりあるが、基礎知識を学んだかどうか??
マイコンや3端子レギュレータを真空管ラジオに載せて使う際の基本的なことを確認してみた。製造メーカーが発振すると公知しているので、発振しないものを見つけるのに苦労する。
「たまたま発振しない型式が存在する」って理解がよいように想う。
この3端子レギュレータIC(日本メーカー製)は 乾電池駆動だとノイズ源にならないことをここで確認してある。
①
基板の+端子に6V(乾電池)をつなぐ。その+端子からケミコン100μFを経由してVTVM側に信号を取り込む。
これで+Bラインに重畳しているノイズが波形で取れるはず。
乾電池がOFFなので 何も来ない。
②
乾電池ON.
波形が来た。
波形をみると周期がばらつくので、幾つかの周波数で発振していて最強がカウントされているようだ。
これが電波で飛んでラジオ側には雑音になる。audio系ならば可聴周波数から外れるのだろう。
この事象は、3端子レギュレーターの教科書にも書いてある。ノイズ源になる3端子レギュレーナなら数倍は出るんじゃないかな?
乾電池駆動ならば、この3端子レギュレータ(日本メーカー製)は使える。
このラジオ製作時に気になった雑音とは周波数が違う。
あのノイズは何処からくるのか?
③
さらに確認を続けてみよう。
3端子レギュレータを剥がした。
点灯することを確認。
おお規則正しいのが来た。
このパルスの周期を知るために低周波発振器の信号と比較した。100Hz近辺だろう。ダイナミック点灯の周期のようだ。
気になっていた音の原因はこれだね。音の周波数的に合う。
ヒーター6.3Vラインへこのパルスが漏れ出る。電子はマイナス側からプラス側へ移動するするので、 接地が共通だとパルスを拾う。
完全切り離しには「①乾電池駆動か、②専用トランスでACから供給してもらう」の2案しか浮ばない。CRLでアイソーレーション確保してもよいがやや面倒だ。0.5A程度の小型トランス(700円)採用が楽だろう。
④
VTVM側の赤⇔黒を入れ替えた。ピンボケだが、波形が天地反転しているのがわかる。
「+B⇔コールド側」にはこれだけ漏れででてくる。ダイナミック点灯に起因する。
⑤
ノイズ皆無の3端子レギュレーターは国内入手できないのか?
やや高価だった3端子レギュレータ(日本メーカー)に換装してみよう。脚切りせずに載せたので飛び出ている。
おお。ダイナミック点灯の波形がくっきり来た。
これなら 良い。
まとめ
3端子レギュレータ1品種はノイズが0.01mV(ラジオICのノイズ込み)と物凄くよい。国内には流通しているか不明。
もう1つもかなり良好そうだ。これは日本メーカー品。これは普通に流通している。
ラジオで使えるのは今の処、2品種。
「ダイナナミック点灯で使うなら、電源は個別にする。(乾電池駆動等)」と従来通りの答えになった。ダイナミック点灯ノイズを埋没させるほどハム音が強くてもOKである。