IF球を6KT6(9ピン)にした3S-STDの続きです。
6KT6のSG電圧は110V。耳は以前のIFに6DK6をつかった時より、良い。
モー値の違いが耳に反映している。
アンテナコイルも手巻きして、トラッキングした。
コイルの体積(表面積)が増えることによって耳は良くなる。
+Bをオシロで見た。
シリコンブリッジ整流なので、60HZx2=120HZのあばれを確認する。
オシロにラインをたてて確認。120Hzはよく見えない。平滑回路の段数とR値は充分OK。
60Hzノイズが20mvていど見れる。
60HZノイズは、バーストしていないので6.3Vヒーター系ではない。
100Vの電源コードからの漏れのように思える。
スパイク波形は局発のもれ。6BE6や6BY6のグランドからこいつはやってくる。
ハム音の謎⇒記事
6BY6(6BE6)のSG電圧を測る。82V近傍。
電源トランス容量がokならば、90~105Vで使うのがgood。
忘れ防止のために、本機の回路図もUPしておく。
penのg1抵抗が絵落ちしています。製作時には追加してください。
平滑回路が,低抵抗値の多段回路。信号系は見慣れた標準回路。
6EH8は、あまり見かけなくなってしまったのが残念。使い易い球なのに、、、、。
それでも、ときどきは見かけるので、見つけたら買い。
6BY6のSG電圧は82V位。(電源トランス容量からみると この数値近辺がgood)
6KT6のSG電圧は110V。バイアスは-0.9V。 IP=9mA.
6JC6や6JD6は YAHOOでも見かけるので、6KT6より入手性は高いと想う。
これらも見つけたら買い。
★手持ちのバリミュー管たち ⇒記事
★IFの回りこみはない。過去の6DK6時代より、快適に耳がよくなった。
6BY6のSG電圧をもう10~15V上げるとさらに良くなるが、
トランス容量と相談してみてください。
★耳は、トランスレス5球スーパー(ボビンコイル)より圧倒的に聴こえる。
4石レフレックスラジオと同じ程度には聴こえる。
突き詰めると,
配置が性能を左右する世界。それがアナログの世界。
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改造記事でした。
超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事
③中波GT管5球ラジオキット ⇒記事