本記事は、水晶発振式のFMワイヤレスマイクの製作です。
真空管を使ったFMワイヤレスマイクの製作記事は、
①FM 1号機 6EW6+6AQ8 (真空管でFM変調)
②FM 2号機 6EW6+6EW6+6GU7 (真空管でFM変調)
③FM 3号機 6BK7+6GU7 (真空管でFM変調)
④電池管 3A5 (真空管でFM変調)
⑤電池管+TR 3A5 ハイブリッド
トランジスタを使ったFMワイヤレスマイクは、ワイヤレスマイク一覧
を読まれてください。
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水晶を手にいれてトランジスタでの発振具合を見てました。
レーザー刻印で40.000とあるので40Mhzです。
刻印具合からすると、「SUNX」のレーザーぽいです。
9vで発振確認してました。
↓こんな波形です。Freqは40Mhz÷3=13.333Mhzに近いですね。
この回路は抵抗(470Ω)負荷なので、LCの発振回路に比べると、発振強度が1桁弱いですね。
抵抗負荷⇒LC共振に換えて20dbほどupできれば、 LCの発振回路と同じになりそうです。
これを80Mhzまで逓倍して、引き上げる電子工作を予定中です。
↑LCの負荷に換装。
↑LCの負荷にしましたら、発振電圧がしっかり9V近くになりました。
「20mVレンジ⇒2Vレンジ」にて測定できるほど、「水晶+LC」の効果は絶大ですね。
で乾電池が8.5Vのだと発振しなかったので、電源電圧にはやや注意が必要のようです。
抵抗負荷で発振しているので、LCは共振させる必要はないですね。Lだけでも発振強度はOKでした。
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FM帯のコイル。
空芯コイルだと線径が太い方が物理的にしっかりして、振動等の外乱に強いですね。
太すぎると巻きにくいので、Φ1~Φ1.2の線径が扱い易いと想います。
「発振のコイル径と長さ」の適正な比率は、古書を見ると実験具合が見つけられます。
オイラは、Φ8.5のドリルに巻きつけてましたが、
最近はΦ10.5のドリルに巻きつけてコイル作ってます。
コイル径の太い方がDipが深いので、具合よいですね。
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