USAで販売されている「Graymark536」です。
Y氏のご好意で、手にいれることができました。ありがとうございます。
局発+変換+IF2段+検波Di+AF+反転TR+B級PPの8石構成。
IN,OUTもトランスレスです。
箱を開けたところ↓
「+B⇒R5⇒R1⇒Q2」になっているので、「+B⇒R1⇒Q2」に変更します。
↓
ささっと半田をまとめて、通電しました。
オリジナルの回路定数のままの波形↓(SSG入力)
ほとんどVRを絞っているのに、出力が沢山です。
上下の波形の繋ぎ目に特徴があります。
IFTをピーク調整しようとすると、ゲイン過多で発振します。
音も、IF段の出力が回り込んでいる音がします。
↑AF発信器から、VRへ信号をいれて見ました。
AF段だけの波形です。繋ぎがわかります。ここもゲイン過多です。
VRを開けていっても波形が潰れないので、AF段はゲインを落すだけにします。
(繋ぎが気になります)
ゲイン過多なので
①AF段 Q5のR13を86Ωに変更。
(86Ω~330Ωくらいの範囲でOK)
②RF段
1,R2⇒4.7KΩ(或いは5.6KΩ)に変更。
2,R6⇒2.7KΩ(或いは3.3KΩ)に変更。
3,R8⇒3.3KΩ(或いは3.9KΩ)に変更。
4,Q3⇒2SC1815-Oに変更。
これで一応、
IFTの調整とトラッキングができるレベルまで、ゲインが落ちてきました。
↑SSGでやや強めに入れると、クリップします。 (課題です)
↓弱めに入れた波形。
トラッキングであわせたので、
バーアンテナの固着が完了するのを待っている朝です。←今、ここ。
追記 2011/10/23
Q4の定数を触りました。↓
改善されたようです。
R7⇒12KΩ
C8にパラで 8.2KΩ。
R8⇒1KΩ(もとに戻しました)。
Q5のR13は、50Ωにしました。
バリコンを回して目的搬送波から、離調するときの音がやや気になります。
IFTの特性を測定する道具がないので、詳細がわかりませんが、すこし気になります。
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★奥澤清吉先生が書かれた書籍に、
「バーアンテナ⇒初段トランジスタ」と「バーアンテナ⇒コンデンサー⇒初段トランジスタ」の感度差の考察がありますので、ぜひ一読してください。
基礎知識が身に付きますので、是非読まれることを薦めます。
YouTube: COSMOS ブランドKIT :2バンドラジオ
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