パッケージの中身。
チェリーの4石高一ラジオキット CK-411です。レフレックスラジオですね。
バリコンにトリマー4個あり。
TR1(レフレックス)⇒TR2(AF) ⇒TR3,4(PP)の構成。
TR2は2SC1815O⇒2SC1815BLに変更し半田つけてあります。
ささっと半田付けして、ザー音確認。
で、SGで波形みました。 自分のは、歪んでました。個体差でしょうか、、。
↑このままでも放送は聞えます。
で、AFの確認↓
TR2⇒TR3,4の波形。INPUT 1Khz.
入力上げていって、上下同時にサチるのでok↑
TR1の検波直後。↑
これで、TR1の周辺を探ればよいことが判ります。
CR値を変えてみました。現時点での波形。↑ 改善されてます。
R2⇒1KΩ
R3⇒220KΩ
C3⇒0.15μFになってます。
増幅度はR2に依存しますが、C3を増やしたので「検波出力は見かけ上」増えています。
検波出力はオリジナルより10dbほど上がってます。(強電界では歪むと思います)
バーアンテナ固定中なので、硬化したらまた触ってみます。
上記対応で
庭で NHKがRS57~9で聞えました。
IFT無しなので、AMの帯域の広さに改めて納得します。
嫁さん「このラジオの音がよい」と申して、お気に入り状態です。
帯域は、ANTコイル位置に左右されますが、
概ね490Khz~1800Khzです。自分は1000Khzでピークになる位置にしてあります。
ゲインは±3dbに収まっています。
ええ~と、0.47μfを大きくすると効果あります。(AFへの効果)
自分は10μFにしてあります。(強電界では、オリジナルのままがよいと思います)
RFのゲイン不足をAFで補っているので、
「S/N面では劣る方向」でSP出力を増やしています。
LMF501等はRF増幅段がCR結合なので、聴感上かなりノイジーです(SNが悪い)。
LMF501等のラジオICは検波しきれないRF成分がダダ漏れですので、AF部で増幅させない工夫が必要です。(工夫なしだと帰還発振します)
CK-411は それらよりはベターに聞えます。
追記
小学生のときに造ったAceのレフレックス(2石~4石)は、昼間はほとんど聞えませんでした。
小~中学時代に、計4台造りましたが、ほそぼそと聞えただけでした。
それ以来「レフレックスは さほど聞えない」イメージを持ってましたが、
今回のように、波形を見ながら時定数を追い込むと
充分実用になることがわかりました。
ラジオ少年のレフレックスキット、KIT-12 4石 AMラジオキットも作りました。
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