ギルバートセル型dbmとしては、最古のmc1496が発売されたのが1969年。ギルバートセルは1968年に論文公開ではあるが、その原型となるのは数年前から他者によって公開されている。
ギルバートが欧州に戻って手掛けたdbm SL1641は高性能でもある。
過去に公開済みであるが、dbmとしてMC1496、AN612、NE612、AN610、SL1641、TA37310、TA7320、SN16913、CA3028、S042P等でAM 変調させてきた。
今日はne612と似たことができる モトローラ のMC1376pで「osc+変調」させた。 波形はam変調。
有線電話の子機用(FM通信:いわゆるtelecom )として開発されたのがMC1376。
NE612は国際電話通信網の第二局発用に開発されたIC. このNE612では455kHz帯動作は、20dBほどもマイナスゲインになるのが特徴。
YouTube: testing balanced mixer 'mc1376p' for amplitude modulation
動作上限は20MHzくらい。波形はta7320よりgood.
am ワイヤレスマイクとして使える水準。9v動作だとoscが強すぎるので、6v位で使うのがコツ。
過入力時の波形はバーストになった。 方向性を掴んだので、基板手配した。
等価回路を視るとCが入っており、FM変調したい雰囲気が視れる。実際には内部Cでは全然不足で外部バリキャップのチカラでFM変調している。(FM用に基板化したがAMモードのままなので、AM用に基板をこれから換える)
OSC強さは図中47PFと270PFに依存する。下記図ではFM変調は掛からない。(製造時より内部Cが減少しており、周波数を振れない)
MC1376実験基板は続く。