トリプルLM386で ステレオアンプ : aitendoアンプキット [K-386B]回路
回路は1983年頃の英語圏雑誌にあった記憶だ。そんなことをAITENDOをみるまで忘れていた。最近はここにあった。この初版は2014年。
英語圏の机上設計屋が興した回路なので、動作には疑念がでる。
基板化して作動確認してみた。aitendoアンプキット [K-386B]の原典である。そんなことをAITENDOをみるまで忘れていた。「なんだよ 雑誌コピーが 英語圏と中国大陸で復活していましたね」。
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・LR分離は35~40dB。Lchの音に Rchの音が混じってきこえてくる。単なる加算音だと平べったい音だが、本機は立体感もでてくる。
386は低ESR品を出口に使うと確実にピーと発振するIC. 昔ながらのコンデンサーを持ってくるか 耐圧に余裕持たせた電解コンデンサーを使うのが、成功の秘訣。
出口端は50V耐圧の470uFがベター。25v耐圧470uFでもOKだった。 16V耐圧470uFだとほぼ確実にピーーーーとくる。25V耐圧でOK.
と通電してみた。
YouTube: triple LM386 :stereo amp
VRを絞ってのSP端でのVTVM(8オーム負荷)は0.3mVと優秀。
LR分離が35~40dBなので、FM放送をDSPステレオで聴くのとほぼ同じ程度のLR分離。
audio愛好家むけでない基板。特殊用途用基板。
通算553作目。 RK-298
ステレオアンプキット [K-386B]で検索するとキットの値段はでる。IC周辺回路は2014年回路と同じ。AITENDOに回路連絡すると感謝される可能性もある。 4.5vで鳴らすならピーーーとはならないだろう。6V使用ならば出口コンデンサー耐圧をあげること。LM386は1960年代後半のICな記憶なので その頃の製法コンデンサーが安全。
INTELって会社が低ESRを云いだしたのが2002年の夏。 造れと言われてパソコン用に低ESR品製造ラインを新設しはじめた日本の2002年冬。往時オイラは脚付電解コンデンサー製造会社で図面書きしてたんで、あちこちのコンデンサーメーカーから同じこといわれた。いわれた。 所謂設計屋ですわ。
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KENPRO KP-60も調べていくと「ノミの市」で売っていた手書き回路が、数年後日本でKP-60としてバカ売れしていた。 回路のオリジナルってのは少ない。
ギルバートセル以前にもバランスドミクサーはあったし、もう少し部品が多いダブルバランスドミクサーも前年、前々年に公開されていたので、「何を進歩性」と評価して有名になったのかは 往時の研究発表全文を読まなきゃわからん。 日本の特許庁なら拒絶していたかもしれない程度の進歩性のようにも見える。 政治色もぱらぱら、、と。