スーパーラジオケース化の第二弾は、SANYO LA1260にした。
LA1260はここに公開済みのように LA1600の親に相当する。
感度は LA1260の方がLA1600よりも優れている。
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祐徳電子から販売されているキットを転用する。ZHW-KIT-022。
・中国製キットの共通点として、「バーアンテナの2次側コイルの巻き数不足」がある。
1次側 :2次側の巻数比は、日本製キットだと「100:18~ 100:25」が主流だが、中国製キットは概ね半分程度しか巻いていない。⇒ 1次側エネルギーが2次側に巧く渡らずに、感度不足に終わるのが中国製キットに多い。
・2次側に今回は8回巻き足した。リッツ線は今やaitendoでも売っている。10年前にはnpoラジオ少年だけが扱っていたが、ゼニになると知ると動きが速いのは商人である。
こんな感じできこえる。VRを上げるとLM386(3V駆動)がラジオ信号過入力で歪みだすので、30%開度が歪む直前になった。LM386は5V駆動時に急峻な4mV入力で黙り込む(カットOFFモードに入る)ので、入力上限は3mVくらいだろう。
・「バーアンテナ近傍に電池(金属体)が位置するので、Qが下がり感度は出にくい」のも中国製キットの特徴。日本製キットは電池位置も考慮されていた。
YouTube: LA1260スーパーラジオ :樹脂ケース化
無事に音も出た。心臓部がICなので半田ミスさえなければ音が聞こえてくる。
通算397作目。基板ナンバーRK-138.
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前回公開した「スーパーラジオケース化の第1弾」は、SANYO LA1600.(RK-136)
YouTube: SANYO LA1600自作スーパーラジオ基板を市販ケースにいれた。
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2023年 春
祐徳電子がキット補充しないようなので、 amazon等で販売されているケースにした。
ラジオキットはバーアンテナが2タイプあるが取付穴位置は同じ。バーアンテナホルダーは2種ある。 音量VRは 統一性がなく、4種類混じっている。
この基板で市場流通の9割は対応する。キット付属VRがまちまちだが、1種類に固定。