お陰様で 人気のようです。
このクリーム系パネルは この1枚だけの製作だった記憶です。
***************************************************************************
LM567の挙動について、原点に返って確認をはじめてみた。
入力側にダイオードが入っているのは、むしろよくないはずだろうと、lm567だけで確認。
①
正弦波での応答。 1.28KCあたりでONする設定。
8番ピンにRFプローブを当てているので、電圧差が小さく見える。
LM567は上側。入力は下側。
入力が増えるたびに、on周波数が変わる。より低い側でonするようになるので、目安がぼけてくる。
入力ピーク と出力立ち上がりとたまたま整合するとこう見える。
**********************************************************:
②
矩形波入力でも応答する。時間遅れは0.5mS???
・立ち上がり応答遅れは、Cによる処もある。IC内の電子移動遅れもある。半導体ダイオードでも高速タイプと呼ばれをものもあるので、電子移動は電波速度に比べるとかなり遅い。
・MIC-COMPのような部品数の少ないものでも遅延が0.5ms切れば優秀である。
・12K抵抗があってもなくても出力は変化無かった。
・この波形になる感度幅は15Hzと狭い。
*************************************************************
③
低周波信号の周波数をVCOセンターから下側に下げだしたらこうなった。
この状態でもLEDは点灯中。LEDだけではズレ有無は判別不能。
*******************************************************************
④
逆に上側に振ってみた。
タイムアウトのような現象が見られる。
この状態だとLEDの暗が判りはじめる。
*********************************************************************
⑤
こんな波形もみれた。
****************************************************************
まとめと方向性。
・入力は35mV~50mVでLM567に入れるのがベスト。 70mVも入ると出力波形が????になる。28mVでは無反応になる。
・vcoの周波数に整合する入力の適正ゾーンは狭いので注意。入力が増えるとより低い処でon/offする。
・「あわせが確実にできているか?」はLED1個では困難だ。
・ダイオードによる制限は間違い。もっと低入力で謎挙動に入る。入力上限は原典が示すより低い。VCA/TOAで50mVに押さえ込むこと。
・「QRH対策にダイオードクリッパーを入れた」と推測できるが、ON/OFFが妖しくなる方向に傾いている。QRHに自動追従させたほうが良いのか?、、、、。
・VCOの漏れが8番ピンで20mVほど観測できる。コールド側を伝わってあちこちで連続OFF時に確認できる。 やや強い漏れなので、他回路とはコールド側の分離必要。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
次にフォトカプラーを載せてみた。
RFプローブでフォトカプラー出側をみた。
***********************************************
DCの変化量をみた。 上がLM567出力。 下がカプラー出口。立ち上がりきる前に AF1.3KCの信号が切れる。
フォトカプラー出側で 4V連続印加をテスターでは確認できる。
ツインTは0.2ms程度で立ち上がるようにCを変えるのは解だろうが、その立ち上がりだとキークリックと耳が判断する。音の立上がり、立下りに2~4msは必要。
*************************************************************
考察
・CWを300文字/分、それが4つの長点で構成されたと仮定した場合、長点の時間長は50msくらいだろう。音の1サイクルが50ms間より短ければ、LM567on時に1サイクルは聞こえる。
。。と、この辺りに涼し気に聞こえるかどうかのノウハウがあるだろう。
・ヒトの耳は音の余韻を楽しむように出来ているので、on/off信号がスパッと切れると違和感を覚える。この辺りをsoftで脚色した自作品も多数ある。
・時間遅れの信号を加算して聴くのがNFB。過去情報が加わって信号の質としてはかなり低下するので、処理としてはややこしくなる。しかしヒトはそれを低歪と判断するらしい。
**********************************************************************
・LM567の挙動条件は取れたので、それを図面に反映する。間違っても入力側でダイオードクリッパーは入れないように。「チューニングがセンターにある」表示にVUメーター系が回路は簡単だろう。