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IFTの取り付け方向は刻印通りでは全くダメだと昔にご紹介した。
3端子レギュレーターの実力も先般ご紹介した。「実験事実に基いて情報」を時折公開している。
6Z-DH3A,6AV6はヒーターピンの接地具合でハム音の強弱があることも記した。
今回は、C同調のIFTです。
実はC同調のIFTを使うとメイン共振点以外にもう1つかなり浅い共振点があってそれがややお邪魔をするのだが、そんな実装情報は雑誌・チラシには記載が無い。 そりゃ製造メーカーにとっちゃ都合悪い情報だからね。C同調IFTラジオを15台ほどつくれば経験できる。
6WC5のSG電圧は OSC強度を見ながら設定する。 初めに90Vありきではない。オイラ自作当初は95Vも掛けていたが、OSC強度を確認して今では85V~75Vになっている。2nd IFのSG電圧は18V~24V.高くても30Vだ。その電圧でゲインは十二分だ。
再生式6D6ラジオではSG電圧9Vから再生が掛かることも過去確認している。再生式ラジオでは再生用コイルにノウハウがあるが、スーパーラジオでは部品レイアウトにノウハウがある。
本製作は、コスモスVRが3個。左から音量、トーンBass、トーンTrebleにしようと想う。NF型になる。
トーンコントロール配置の目的は、出力トランス(t-600)の特性が値段なりであまり誉められないことだ。ラジオだから廉価なt-600でず~と我慢している。 もうひとつはIFTによるHI-CUT音への補正。
外部入力 ⇒ プリ・トーン回路 ⇒6Z-DH3A ⇒ UZ-42 ⇒ 外部スピーカーと使えるようにする。簡便なampのようなものだ。ラジオよりは電蓄に近い。プリ・トーン回路は双3極管にしようかと構想ベクトルが昨日とは違ってきている。トーン回路で15dB程度減衰するようなので、プリ・トーン回路はトータルで1~4dBを目指す.
プリ・トーン回路の球だが6DJ8、6AQ8,12AU7などは充分持っている。
馴染みのコーヒーショップでエベレストスピーカーの音を時折聴くが、良いaudio ampにはトーンコントロールのように音を脚色するものは載っていない。