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クオーツ時計に内蔵されている水晶振動子は音叉型だ。
この水晶振動子を初めて見たのは大凡40年昔のこと。 デジタル時計が990円で売られていた時代に「ムーブメントの製造装置」を間近で幾度も見た。 製造装置1台でムーブメントが1万個/1dayで日産されていた時代。月産25万個・半年で150万個になる。そんなに大量数の消費が気になっていた。990円時計の製造原価は80円だったことは覚えている。
「聖子ちゃん・アルバ」の時代。
音叉型の中身はよく見たね。製造工程の装置をつくっては来た。本業が装置設計屋ゆえ こういう小型電子部品の製造装置は本業中の本業になる。
1、
下の写真のようにサイズが違う水晶振動子が揃った。製造元が2社は存在する。機械設備からすればすれば10社ほどのメーカーでも製造しているはずだが流通は薄い。
左手の小型音叉が届いた。時計用クオーツと同じサイズ。
NC-26.NC-38と呼ばれているサイズ。26の方が小さい。 資料
kHz振動子で検索すればok.
ともに100kHzのレーザー刻印がある。
日本国内では100kHz水晶振動子がshopでまだ流通してはいない。
市場ニーズがあればどこかで取り扱うだろう。
「変調付き100kcマーカー」の試作・実験は先日の通り。
キャリアが受信できればSメーター或いはマジックアイで確認できるゆえ、変調信号(トーン)までは不要のように想うが、マジックアイ無ラジオに載せるにはトーンはほしいとも想う。
オイラが設計・製作した「水晶エッチング装置(1.6トン)」は九州に移設されたらしい。無事を希る。
装置はクリーンルーム内に設置されるが、納入先各社によってクラス100~クラス10000までバラツキがある。
この手のクオーツだとクラス1000エリアに設置して実測200以下の環境で生産すると歩留まりがよいらしい。
もう少し実験を行い「マーカー基板の改訂版」を興そう。試作基板の残数は7. 6 5
ゼロ円にて領布中。
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試作の配布は終了。