真空管再生式ラジオを作ってみよう。 ③SG電圧で再生具合のコントロール

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②平滑回路の続きです

 この電源トランスBT-2Vでいままで5~6球ラジオを作ってきた。その時は+Bは200~190V位だったが、今回は3球なので通常の半分の電力で済む。結果+Bは220Vになっていた。

★さて部品を実装したので通電した。SGからの信号も受信できた。

6D6のSG電圧コントロールで再生発振具合を変化させる。12V~21Vの可変範囲にした。16Vから17Vで再生が掛かる。再生発振点からSG電圧を低い側戻しても発振継続するのでヒステリアス具合が体験できる。概ね0.3Vほどの範囲でヒステリアスな応答がある。(後述のRF部をつけたらヒステリアスぽいのが消えた)

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受信状況はNHKがRS33で聴こえる。声の主が男女どちらかは判る程度。やはり再生式なりの感度だと想った。

★高周波増幅段を2SC1815GRで組んだ。

+Bを抵抗分圧で確保しようとしたが、6D6のSG電圧の可変範囲へ影響がでて 具合よい値が取れなかった(2時間粘ったが諦めた)

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高周波増幅用バリコンはポリバリコン。プリセクタ-式にした。プリセクター式のメリットは混信から逃げ易いことと、再生具合をゆるやかに変化させれることだ。 

RF                   2SC1815(回路はJH4ABZ氏のものを模倣。TNX TO JH4ABZ)

グリッド・リーク検波     6D6

1st AF        6Z-DH3A

2nd AF       6Z-P1

所謂 1-V-2になった。

ループアンテナで補助させて聴いてみた。


YouTube: ST管+TRのハイブリッドな 「1-V-2」  2

 


YouTube: ST管+TRのハイブリッドな 「1-V-2」

再生式のピー音も聴こえる。VRでの電圧変化はこの位でよいようだ。530kHzも1600kHzも同じ程度の目盛り(6くらい)で再生がかかる。VRMAXだと目盛りは8になるので、VRセンターからやや入ったところで再生が掛かっている。同調をしっかりとるとスーパーで聞く音と変らない音で聴こえる。

再生式もここまで鳴ればよいだろう。

★VRを絞ってのSP端でのVTVM値。

1mVレンジで読むと0.3mV。 ラジオにしては上出来だろう。

高周波増幅(中間周波数増幅)が多数あるラジオとの比較では、値は小さい。スーパーラジオではコールド側から信号が廻ってノイズレベルを引き上げているが、この再生式はIF増幅段がないのでそれがほぼ無い。

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高周波増幅段のバーアンテンナ調整が残っている。

★AUXからの信号も正常にOUTする。

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続きます。

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