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先ず形にはした。
① 1:3段間トランスの現行品。
初期のINT-1とプレスの絞り型が違うので調達先が変ったことが判る。特性はRFの漏れがSP端で判る。(初期物は性能よい)。巻き数などがおそらく変化していると推測する。
②並3用コイル(カソードタップ)
これには参った。
オイラが持っていたR-210より 巻き数が12回ほど多い。タップ位置がとても低くなっている。
ミニチュア管なら動作するようだが、ST管では発振強度が足らずにスムーズな再生にはならない。 写真のように解いて使っているが、600あたりから下側で再生が起動しない。ハンドメイドする世界に戻ったな。
NPOラジオ少年(札幌)に問い合わせしたが、初期のR-210の復活はないようだ。ST管でスムーズなグリッドリーク再生受信は自作しか道がない。
INT-1がRF抜けてくるのでチョークは2段化。
比較のために新旧のR-210を上げておく。
E側からのタップ位置は同じ。
現行のR-210はコイル長32mm。 タップ点はEから2mmほど。比率では10%以下なので 過去経験から見ると???状態。
③
これと同じCR定数で組んだが、6D6へは20V越えたあたりで再生が掛かる。「??」と感じながら 18V付近から再生する6D6をようやく見つけた。低い電圧から再生掛けれる球なら、動画のようなスムーズな再生ができる。
「6D6を選別」とは古書にないようだが、実際は選別が必要だ。
④JH4ABZ式LED表示器への配線準備も終了した。
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1-V-2とは 重要部品が同じではないので、苦戦中だ。
再生コイルを工夫しないと、600~540が聴こえない。適正なタップ位置がどうだったのかを古本で眺めてみよう。往時のバリコンゆえにQの低下で帰還量不足も考えられる。 トライ&エラーで追い込みしてみよう。
2016年6月12日 追記
コイルに少し手を加えて1300kHZから上では6D6がSG電圧9Vでも再生が掛かるように変った。この球ならば530kHzでも再生動作になり540のnhkが聴こえる。
球を換えてsg電圧9vで再生動作しない球で作動させるとNHKの周波数ではSG電圧22Vでは再生動作しない。
現行R-210発振強度分布では、上側で強度が下がらない。古本を読むと バンド中央に比べてやや下がるのが一般的らしいが、このコイルは下がらない。
バリコンによっては540で再生動作しないものもあることが判明した。(中古なのでQがあやしい)
現行のR-210ではこの630あたりで再生停止する。
これより下側は再生動作しない。(6D6を選ぶ)
さらにコイルに手を加えた。続きます。