ここにある出品。
インダクターで Tノッチさせた基板は、1998年以降日本ではオイラだけ。
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DC機の周波数関係は下図のようになる。
DC受信機では乗算するデバイスを使うんだが、戦中はダイオードが米軍で使われていた。
日本が超再生式受信機で軍通信している頃には、米軍はヘテロダイン式受信機が投入されておった。 技術格差はその頃から生じていた。
ダイオード式DBMは メーカー製品購入をお薦めする。
1、
乗算mixerに自励タイプを持ってくると省部品で簡単になる。JA CQ誌には 自励のTA7320,NE612での製作記事がある。
JA1AYO氏のTA7320ダイレクトコンバージョン受信機は 日本製部品でつくられておるので好感を持てる。 TA7320の動作ゲインがマイナスなので、フロントにRFアンプはほしい。 オイラの基板であれば RK-50これが部品点数少ない。
2,
バランスドミクサーとして知られたICは1963年特許のCA3028だろう。 有名なギルバートセルは1967年公開。ダブルバランスドミクサーの雄:MC1496は1968年に販売開始である。
60年前の設計であるCA3028(TA7045)でSSB復調するのも趣がある。CA3028でSSB復調するラジオ基板はRK-63等 数種類ある。
3,
SN16913でダイレクトコンバージョン受信機。 自局モニター。
感度はCA3028 >> NE612 >SN16913,TA7320.
自局モニター専用であればTA7310が感度低くてお薦めできる。
4,
1970年時代に製品化された国際電話回線(45MHz)向けのIC :NE612(NE602)は今も人気がある。いまや通信技術は10GHz,30GHz帯に移行しており、「その分野でのic製造は日本では無理」と総務省の周波数ロードマップpdfに書いてある。
実際に10GHz動作 ICが10銭弱で製造できている国があるので、技術差は追いつけない。