於:yahooオークッション

配線引き回しが乱雑ぽい。 もう少しスッキリできると思う。

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「イヤホン端子からの外部入力線を素直にシャーシに入れてない」理由が不明。 

Ng_svx3300e2

以下説明文
 
 
 
【製品のレストア記録(順不同)】
 
1.当初シャーシ内外、ツマミ、パネル内部及び筐体内部の汚れ、サビあり。
 可能な限り清掃、消毒した。
2.ボリュームが擦り減っているため新品と交換した。(新品接続金具使用)
3. 電線、電解、ペーパーコンデンサーの劣化があった。
 ブロックコンデンサの老朽化は爆発の危険性があるため廃棄し、基板にて
 電源平滑回路を構成。ペーパーコンは全て高耐圧フィルムコンに交換。
 せっかくなので平滑用CR段数を追加。(よりハムが減るように)
4. スピーカーのエッジが切れていたため【和紙】にて修復済み。
5.ダイヤル糸の取り換え。
6.サランネットの追加。元の上に張ったのでシッカリしている。(参考写真あり)
7.電源ケーブルを新しい物と交換。
8.裏蓋は汚れと反り、そして割れも有ったため廃棄し、ベニア板を加工して製作しました。
 取付金具はリサイクル使用しました。
9.摺動部分にはグリスを練り込んであります。(バリコン、切り替えスイッチなど)
10.「TONE(トーン)回路」の取り出し場所変更。
   メーカー通りでは、TONE切替時に「切替ノイズ」が入るため変更(回路図参照)
11. 筐体内部の底板表面が荒れていたので、ニスを塗布した。
12. ダイヤル指示針の色がパネルの色と同じ色で認識しにくいため、水色ペンキ塗布。
 
*最新回路図添付します。

ここまで説明文。

Ng_svx3300e

1, スピーカーは多分 音がおかしい。 一部和紙で貼っても違和感がでたことがある。取付サイズが同じものに換装するのが安全。

2, 追加グリスは使用中と同じものでないとケミカル反応する。 反応は非常にゆっくりであり1~5年程度かかる。混ぜると妙な粘性がでてきて最後には固着する分野の商品。 メーカーからの注意書きに「他グリス製品と混ぜて使わないように」と明示している分野のもの。 完全に脱脂して圧注入するならば、それは正しい。 「自動車エンジンオイルに添加材をいれてエンジントラブルになる」ことと全く同じ。

3, バリコンのスチールボールと外縁の接触部にはグリスが非常に薄くはいる(中学の物理で学ぶ分野)。 つまり絶縁の良いグリスだと電気的には繋がっていないことになっていく。 バリコン主軸とバリコン筺体の電位差はゼロであるのが好ましいので、 絶縁よいグリスは使えない。当時のグリスメーカー:型番が判れば グリス補充はできる。 それが不明なら脱脂して新規にグリスを圧注入する。 予圧管理(PRE-LOAD)も忘れずに。

圧注入には市販ガンを用いる。金属摩耗対策にモリブデン、イオウを添加するのが主流なので公開されている成分を見ながら使う。塩ビにもイオウが入っている。 

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「ベアリングに使われるスチールボールには寿命がある」ことを云いだしたのは日本人(日本の会社)だった記憶だ。 それ以降、寿命、寿命と 装置発注側が唱えるようになった。

バリコンでのスチールボール寿命は500年~4000年程度で算出されると思う。

1980年代以降の、スチールボール径は0.0005mmで管理されている。大阪の会社が世界top技術を有しており市場も占有している。 1940年代の精度情報は不明。

ball bearingはボールとリングで構成される。時折、スチールボール単体をベアリングと呼ぶマヌケもいるので注意。 

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