PSN型の量産機 ケンプロ KP-60 :スピーチプロセッサー :ケンプロ2台目

psnでのssb生成によるRF スピーチプロセッサー。

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およそ44年前のPSN-SSBである。1976年8月号 cq誌トヨムラ広告には、新発売と広告され価格がある。

KENPRO開発順では、

KP-12 ⇒ KP-60 ⇒ KP-12A になる。KP-12Aと同等品は基板化済み。DBMでの波形はオイラ基板が綺麗である。

007

KP-60の回路は あちこちのsiteで見つかる。ご丁寧にcad化されたものも見つかる。原回路はkp-60登場よりも少し古いようで1972年にはあったぽい。オイラも上げておいた

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近年PSN-SSBに再び人気が出ているが、量産機としてのPSN-SSB採用はケンプロは2番目。TRIOのTXがpsn-ssbの日本初である。そのtxは2台/年ていど yahooに出品されている。

量産機の回路学習しても罰は当たらないね。

Kp6001

Kp6002

Kp6003

KP-12Aよりは、リミッティング開始点を遅くできる。

周波数特性は悪くない。よく考えられている。、、、真空管時代からTXキット販売していた老舗ゆえに、技術はある。

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crystal filterがやや高価な時代だったのでKP-12はやや高額であった。、その廉価版になるが特性は良い。

「日本通信のLB-75」ってのがあるが、中味をみたら ちょっと拙いんじゃないの? ケンプロより造りが劣りますが、どうしてでしょうか?

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「PSN-SSB自作派が 量産2号機の回路を知らない」となれば、随分と間抜けなことになる。日本で量産成功したPSN-SSBである。外装モデルチェンジがKP-760。

オイラとしては、実機を手にいれて特性確認をお薦めします。

・追記

原典は1972年頃の英文字文化圏。原典よりは高域カット点が低い。

feed forward式vogaがまとまったら、このpsn式も少しだけ考えてみたい、、。開発者の意匠権が生きているので多少回路を発展させたものにしたい。

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RF-84をfilter lessにして「コスト低下及び調整レスを狙った RFスピーチプロセッサー」がこれ。


YouTube: 自作RFスピーチプロセッサー :ta7061 クリスタルフィルターレス

・crystal filter lessなので音域制限は皆無。と申しても本体txで制限は受ける。可能な限りHi- Fiを狙ったRF スピーチプロセッサー とも云える。(s+n)/n=70dBまでは確認した。オイラの環境ではそれより上は計測無理。

・mic-amp部でnfbが掛かっているので、KP-12Aよりは考慮した回路になっている。

・調整レスを狙ってもRFものなのでLC部の合わせは必要になる。その合わせ具合が腕の見せ所だ。

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