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AM RADIO MODEL TDA1072 RK-20の基板の質問いたしますが宜しくお願いいたします。
基板表の面積の多い銅箔部分と裏面の面積の多い銅箔部分とスルーホールがされてますが、その銅箔部はどこにもつながってなく浮いてンるようですのは、何か目的があるのでしょうか。コイルケース等は確かに細いラインでアースにつながってますが。
ご指導宜しくお願いいたします。

ベタアースにする客観的理由は100MHz程度では存在しません。むしろベタアース化によりデメリットが大きいです。外来ノイズは微弱なエネルギーですの大きいとか弱いとかの表現で会話されていますね。

 デメリット1: ノイズキャッチエリアが増えるので、確実にSNは低下しますね。現実にベタアース化してSNが悪い基板例は幾つも業者から販売されています。

・ベタアース化しても発振ものは「PCB固有の共振周波数」の影響を受けます。しかし、その辺りの研究が見当たらないのは、机上エンジニアがチカラを持っているからだろうと思います。

・またベタアース化によるメリットは無いことは確認済です。http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/2018/12/post-e5a1.html

・私からすれば、「なぜノイズを拾う面積を増やすのか?」の疑念があります。目的外エネルギーを拾いやすくする理由はどこにありますか?
目的外エネルギーを本来の信号に重畳させたいですか?

・シールドBOXに入れて ノイズ減衰量60dBを確保したのちであればベタアースの効果も確認できるでしょう。 民家でLABO環境をつくるほどの資産はありませんので、ノイズキャッチを少なくする思想でいます。

 目的外エネルギーを拾ってしまった場合にLC共振等でエネルギを吸わせてもいいように基板両面の導通があります。「基板表の面積の多い銅箔部分と裏面の面積の多い銅箔部分とスルーホールがされてます」のでaudio系でのフローテイングアースのような細工ができます。
 浮いているのでキャッチしたノイズはそのエネルギーを消費させてやれば静かになります。指示待ち人間だとその工夫は難しいでしょうね。
 これが基板化の思想です。  

・シールドboxは外来ノイズをキャッチするための工作物です。結果、外来エネルギーをそこそこ遮断し、中への侵入を減らしています。目張りして60dB前後、荒く設計すると30dBくらいしか減衰しません。

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・電子の移動はマイナス側からプラス側に行われるので、マイナス側の面積を増やすと狭窄部では行き所に困った電子くんが多数発生しプラス側に近い狭窄部で滞留します。結果、移動速度の山と谷が発生します。まだ科学はこの解明を行っていません。