「タイマーIC 555: am周波数帯で変調したらどうなの?」
PWM変調がラジオ工作界にずいぶん浸透してきている。 ただし「パワー/投影面積」では従来のAB2作動に比べるとまだまだらしい。
PWMのお手軽実験を行った。
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・直結型変調は 泉 弘志先生の回路公開(2SB トランジスタ)から遅れること5年あまりのちに、JH1FCZ氏が「変調トランスレス変調」とネーミングしていた。 エネルギー供給を強弱することにより変調が掛かる方式だ。 この直結型を50年後のいま「アナログ直列変調」と身勝手なネーミングしているらしいが、それはエンジニア界での背乗り行為になる。まあね、背乗りがお得意な方々も居るからね。
・他手法としてAF信号を スイッチングすれば変調が掛かる。 スイッチングする周波数が搬送波周波数になる。 この時スイッチング波の波形は不問である。 包絡検波では搬送波を除去するからだ。
・これ写真はcq誌通りに付属送信基板を実装したもの。 ここ。
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①タイマーIC 7555 IPA (ハリス) をOSCさせてみた。data sheet では1MHzがosc上限ではあるが、1.622MHzでも発振した。
3MHz上限ではLMC555がある。LMCで短波用にしたほうがノイズが小さくてベターのように思う。
②
c=330pfにしたら この周波数になった。 duty比は同じのはずだが、波形のダレは違う。
③
「タイマーIC 555で 変調したらどうなの?」の基板。
④
⑤
低周波信号を入れて飛ばした。 受信できた。
am変調できた。倍音にならずに聴こえてくる。CRによるOSCだが随分と安定している。
OSC強度がここまで強いとは想っていなかったので、MIC ゲインが不足気味。
⑥
「AMラジオで聞こえる?変調実験」として手頃なデバイスだ。
YouTube: タイマーIC の7555:AM変調でトライ中。
通算336作目。 「555tx :中波帯変調」実験基板になる。 基板ナンバー RK-68.
生成された波形は、乗算回路のそれとは違う。PAMのモデル波形とも違う。
データシートによれば パルス幅変調(PWM)になる。
PWMの代表的波形とはやや違う。「トリガーが巧く掛からない搬送波」のような波形だった。計測が拙いのか? とも想っているので、のちほど。
555を使ったAM検波ラジオ回路も多数ある。日本語で書かれていないので理解するのに時間を要する。
別な動画もあげてみた。