これは 2017年12月8日付けのようにオイラの設計品。
オイラのcad図面通りに出来ている。
祐徳電子にdxf送付し現地で作成。「Eリングで抜け止め」が新規性。 従来品は軽カシメだった。
札幌でも扱っている。
ダイヤル回転軸外M
砲金が中国には無いので真鍮製になった。
スベリ摩擦と寿命を考慮すると砲金しか選択肢がない。
ステンレスではカジルが、素人はステンレス製にしたがるね。かじらせてどうしたいのか?
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今日の札幌
ダイヤル回転軸中Lはオイラ図面のコピー展開品。オイラ同様にEリングにて抜け止め。
残念なことに、ダイヤル回転軸中では内コマと外コマが異材。使用中は柔らかい部材だけが消耗していく。カジリつきも先々発生する。結果、寿命がずいぶんと短くなる。この製品は、素人が素材を決定したことが判る。 「今が良ければ、それでいいね」の思想が見える。
・摺動ものでは「擦られる面同士は、同じ材料・硬度にする」のが鉄則。 あえて異材にする場合には「どちらを交換部品とするか?」まで検討して製品化する。
・内コマと外コマのクリアランスは 0.003mm~0.005mmが良い。これ以上大きいとガタつき感が出てくる。このような全当たり軸は加工技術も必要で、部品構成は少ないが技術ハードルはやや高い。
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オイラの指導教授は、ゼロ戦の金属材料を開発していた。金属材料力学ではそこそこの教授だ。東京高等工業学校の航空学科卒業。現東工大卒。 往時の頭脳優秀者はみな兵器製造に従事させられた時代だ。