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ca3028(ta7045)をIFにつかったダブルスーパーを興してみた。
①RK-41に1st IF段を追加し、デバイスにCA3028をつかった。
1st IF+ TDA1072ではまずまずの感度だ。
②
実装写真:CA3028が見える。
③
ssg端で0dBuv(1μv)の信号を入れた。 (s+N)/nは10dBはある。
③
メーター回路はIC内蔵。 振り切れるのでVRを使ってあわせ必要。
④
・このSSG=ー10dBuV(0.33μV)も RS44で聴こえる。SSG端で0.33μvなので 基板には入力インピーダンスなりの電圧が掛かる。基板Z=75であれば 0.33の半分が基板に掛かっている。
オイラの環境はノイジーなのでこんな微弱信号でSN測定は無理。
・LA1600だとAGCモードにならない微弱信号時は、軽微な発振をしビート音が聞こえてくるのでこの弱信号は聞き取れない。RK-60ではこの信号は聴こえなかったので、このRK-61のほうが感度良いように想う。
基板サイズはRK-60に分がある。感度ではRK-61が優れている。
・AGCは後述のようにTDA1072がLA1600よりも随分優れている。
⑤
IFはマイナスゲインで作動させている。プラスゲインだとSNが悪くなったのでほど良い処で作動。
⑥
まとめ。
メーカー数値の感度にかなり近づくことができた。シールド小屋があればもっと真実に近い数値を知ることができる。ARDFにも使えると想う。
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通算267作目。 RK-61
2SK192+NE612+CA3028+TDA1072
・AGCはラジオICのTDA1072に依存。レンジはデータシート上86dB. CA3028でもVRなので可変できるが精々10dB.
サトー電気扱い( RK-61B )では、RF部もVRのゲイン可変式なのでさらに20dBほど対応する。
・無線用受信機でのAGC範囲は100dBほどは必要だが、ラジオICではそこまでカバー出来ない。 しかし110dBほどカバーしたいと思い、RK-61Bを興しサトー電気でのみ扱い中。
・TDA1072はCB用ICなのでAGCレンジが広いのも事実。LA1600はデータ上の数値公開ない。
サトー電気扱い品は、RFゲインも可変式のRK-61B.
・2連VRでRFとIFを可変してもよいし、単独に可変してもよい。⇒ RK-61B
・LA1600のAGC実測は60dBない。TDA1072は実測82dB前後。
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・AGCレンジが広い国産デバイスはLA1247.
・LA1135は、LA1247の1st AGC ut が外部半導体に変わったタイプ。
・SANYO ICの特徴としては、AGCモードにならない微弱信号時は、IFゲイン過多で軽微な発振をしビート音が聞こえてくるので弱信号は聞けない。LA1135,LA1247,LA1600がそうである。LA1600受信機でのRS44が、TDA1072受信機だとRS56で聞こえてくるのはこの理由による。
・人気のTC440(IF 4段)も弱信号だとビート音が聞こえる。帰還発振させる段数になっているので、これをかわすのに苦労してまだ基板が完成しない。(良いラジオICはIF3段)
突き詰めると、弱い信号が聞えるように設計されたICはTDA1072、TDA1572だけだ。