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TDA1072のデータシートによれば、AGCのレンジは80dBを超える。感度については変調度30%時に (S+N)/N=6dBとなる入力は1.5μVだ。 前段に6~8倍増幅のRF部を配置すれば、通信機感度に並びそうだ。
先日の実験を受けて、フィルターをSFU455にして複同調を止めたTDA1072基板に実装した。
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(S+N)/N=10dBになるSSG出力。
TA7613ラジオ基板(RK-17)で3.5MHz時の値とほぼ互角になった。 まずまずの感度だ。
SSGの値からみるとこのTDA1072の方がよい。
もうすこし入れた波形。
◇Sメーターの振れ具合。
確認していくとSメーターのレンジは60dBほどだ。TDA1072のレンジが80dBなので、この位のSメーターレンジになるようだ。 単にICからメーターswing電流を取り出しているので、工夫が必要とも想う。
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生PCB基板。
◇回路
上記のように50MHz帯の受信機(AM)として使えると想う。 よくありがちな「OSC+LA1600」とは異なり自励式で50MHz(68MHzも確認済み)のAM受信ができる。高感度で、Sメーター回路も内蔵されており、優れもののICだと想う。
6月20日から領布開始です。 基板ナンバー RK-20です。
通算253作目。
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このTDA1072ラジオ基板は、68MHzでの受信動作も確認している。3.5MHz~50MHz帯の任意バンド用にどうぞ。Sメーターも振れます。
SFU455を使うとIC内部で460の共振点があるようで、二つのピーク点がある。データシートには460と455が載っている。この辺りは確認中。
まず、SFUなしにてIFT→TDA1072
455と471では471kHzの方が伝達がよい。IFTコアは抜けて1次と2次の結合が弱まり信号伝達が弱くなるが、TDA1072側からすれば471kHzが具合良い。
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IFTを455に合わせた後に、SFU455を入れてみた。10dB以上 信号が弱くなった。
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SFU455を入れた上記状態で461kHzにしてみた。IFTも合わせた途端に信号が戻ってきた。
SFU455は453kHzで共振点があり頑張っていた。
、、とSFUは460あるいは465が具合よさそうだ。 EBAYに合ったので手配した。TDA1072単体では460や471kHz辺りの吸い込みが良い。データーシートには460の数字があるのでそういうことだろう。
SFUなしでIFを454(453)に合わせてからSFUを入れて調整するのが、今の処goodだ。
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TDA1072Aはイーエレさんで 150円前後で取り扱い中。(他shopには無い)
また3端子レギュレータは150mA流せるもの。
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2019年7月追記
50mhz受信機基板として領布中のもの. 青字はSSB/AM の2MODE
①RK-20
②RK-21
③RK-41 :ダブルスーパー
④RK-57 :ダブルスーパー
⑤RK-60 :ダブルスーパー
⑥RK-61 :ダブルスーパー