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「セミキット」と明言されているAF-K1. webをみても事例がない。真空管チューナーキットそのものがレア状態。BC/SWのラジオ修理だけでは技術向上がさほど望めない。もっぱらFM付きのラジオを探しているオイラだ。
やや謎がある個体だ。
1,「電源SWつきVR」では電源ON/OFFさせていない。
2,AM時の検波はダイオードが使われていた。⇔回路は6AV6の2極部で検波。
3,6AV6のカソードが接地されていた。⇔回路はカソードバイアス。
4,6AV6廻りの信号系配線が奇怪しい。
ばさっと剥がした。この接地だと、「パワートランス⇔接地」の引き回しはお薦めできにくい。結構なブーン音がしていただろうと想う。
ヒータピンの接地が逆だね。
ヒーターの逆配線はメーカー製ラジオでは頻繁に見かける。おそらく良く判らずに製造していたのだろう。この個体製作者だけの要因では無い。
ブロックコンが後40年使えると思えないので、平滑回路は新規部品にて3段にする。最上流のコンデンサーは4.7uFと小さい。最下流も4.7uFと小さい。同容量にしないのも少しばかり重要。
先日のオシロ波形のようにこんな総抵抗値で平滑回路は充分。 通電時に+Bの様子をみて抵抗値は増減させる。
「両波検波ゆえに、パワートランスの中点を平滑回路のどこに結線するか?」でリップルが違うが、 どこへ結線すりゃ良かったのか想い出すことが必要。
今宵はここまで。
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