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松下(ナショナル) RE-860 1号機をメンテナンスしたのは2013年9月のこと。
あれから3年後のいま2号機をメンテナンスする。
松下のこのモデルは時折yahoo auctionで見かけるね。もう10台以上眺めてきた。今も1台yahooで見れる。
この2号機は2014年春に入手した。
この年代ラジオになるとメンテナンスは何ら難しい処はないので、放置しておいた。それでも測定器は必須だが、、。無測定器でラジオ修理されるのは無謀だ。オイラはその無謀さは推奨しない。
真空管FMラジオの調整で難しいのはDET-IFTの合わせだ。
電源投入後、30分経過時で「合わせ込んだIFTコア位置」と「3時間経過時で合わせ込んだコア位置」が、DET-IFTでは5度~10度ほど違う。 今日OKでも明日になればまた微妙にズレているのが音でも判るし、オシロでも判る。このことは経験が少ないと判らない分野ではなく、オシロを見てればわかることだ。
その要因は温度により真空管の内部Cが揺らぐからだろうと想う。BC帯ラジオでの455KC IFTの揺らぎ(⊿f)は知っておいでだろう。IF段にバリミュー球を使っているので、SSGで信号を入れていくとAVCの掛かり具合でも455KC IFTの中心が変化するのが判る。
そんなことを1 WEEKやって「ズレル傾向」を鑑みてgood点にする。ここらが腕の見せ所になる。
おいらも綺麗な未整備品をyahoo actiuonに出していたが、見向きもされないので治して誰か知人に差し上げることに決めた。もちろんロハだ。
このネジが欠けていることが多いが、これは綺麗だ。