yahoo オークッション で見かける 「真空管ラジオのレストア品、整備品」の謎

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yahoo オークッショを眺めていると「レストア品」、「整備品」「整備済み」の真空管ラジオに遭遇する。

まあ外観は時間と労力を掛ければ充分に美品に仕上がる。あえて歳月の重みを好むことも重要だがね。

さて謎を幾つか発見した。

★VRを上げて音量を大きくすると音が割れます。

 ⇒奇怪しいね。バイアスを見直してレベル配分見直しが普通の手順。

★重要なので調整は丁寧にやりました。 

 ⇒おいおい当たり前だぞ。当たり前のことを主張しなきゃならないなんてどういう水準かな?

★真空管ラジオ特有のハム音があります。

 ⇒ブーン音が聴こえてこない真空管ラジオも世間にはあるぞ。知らないのかな?

   VTVMが写真に映っているので数字で示せるはずだが、数値表記できないほど強いハム音かな?   測定器があるのにあえて測定しない意図は何かな?

 ⇒メーカー製ラジオでもハム音が強くなるようにヒーター配線されたものを時折見かけるので、必ず確認すること。 安易に信じては駄目。

 

★配線はやり直しました。

 ⇒ハム音が強くなるように配線改悪されているが、どうしてかな?

  ⇒局所集中アースにしないのは何故? もっとブーン音減るのにね

★長いアンテナ線にすると発振します。

 ⇒「検波できないRF成分の廻込み」を理解していない水準。もっと古書を読むように。

 ⇒相が廻りにくいようにIFTの向きを並び替えること。AVCラインからの輻射(電波放射?)を含めて対策すること。

★其々のヒーターピンの片側が単独接地されていない。(audioのようにツイスト線で引き回し)

 ⇒色々と不具合が発生するのだが、経験が乏しくて未体験かな?

  単独接地する理由が古書に記述あるよ。

★ヒーターラインを3端子レギュレータでDC化。

 ⇒6.3Vを5Vに落して働きを悪くしてどうしたいのだろう?

  3端子レギュレータは強力なノイズ源になり電波で撒き散らすのだが、SNを悪くしてどうしたいのだろう?

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もっと水準を上げないと多分恥ずかしいね。朽ちた部品を新品に換装することは中学生でもできる。

ST管ラジオ時代は電解コンデンサーが高価だったので、回路設計も電解コンデンサーの数量が少なくなるようにまとめられている。 +Bのリップル200mV以下になるような平滑回路に改良することをお薦めする。(ブーン音がするラジオで聴いても楽しくないと想う)

手に入れる側も「見る目」が求められる。真贋入り乱れる古美術品と同じや。

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