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真空管の通信型受信機の設計考の記事は、JA1AR氏、JA1FG氏 両氏の本が有名。
ではグリッド検波の増幅度などは、どの古書をみると数式が載っているのか?
IFTに2極管を結線するとIFTのQが大幅に変るのだが、オイラはそのような古書を持っていなかった。
この本はgood.
フルコピー品だが、手に入れることが出来た。
「IFT+2極管検波」では、IFTのQが半分以下にさがることも指摘している。これはオイラが常々感じてきたことが文面になっていた。
グリッド・リーク検波の利得を算出する式も理解した。グリッド・リーク検波のメーカー品としてはTRIOのAF-10, AF-20などが挙げられる。
落ち着いて読んでみよう。
増幅度の数値はここに上げておいた。
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ラジオで電波を捉えるには、
①バリコンのQ ②アンテナコイルのQが重要なことは、古くから言われてきた。
オイラの中学時代の技術家庭科の折井先生からは、アンテナコイルを素手で触ると人脂が附いて感度が悪くなると散々聞かされた。あれからほぼ50年経つ。
WEBで見ると、バリコンのQは新品と中古では倍以上違うこともある。Qの低いバリコンを使うと感度、選択度が下がる。
バリキャップを採用してラジオを造るのは、Qが低いのでお薦めできない。例えば、バリコンに比べて感度が悪い傾向に傾く。 エアバリコンと ポリバリコンではどちらがQが高いか?。また大きさによるQの高低も当然ある。バリキャップによるQの低下をカバーする受動素子は何だろうと気になる。
①+②も、レイアウトによって感度が変るので相乗作用があるようだ。