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この改造をしてみた者です。C15に0.2μFを付けると高音が良く出るようになりました。しかしチューニングを外れた時のノイズが甲高くて耳障りでした。

この回路的解釈はどのようなものでしょうか。ご教示いただけますでしょうか。

こんにちは。
C15は,TR5のエミッターに入っているコンデンサーですね

このコンデンサーの容量の大小によって、
周波数特性が左右されます。(コンデンサーもリアクタンスを持ちます。)

エミッターのコンデンサー値が小さいと、低い音は増幅されません。(高音が強調されて聞えます)

音の下側がスカスカになるので、一般的には
トランジスタのエミッターには大きめの22μとか100μFを入れます。

私のKM-88は、TR5の増幅度を下げないと
次段で歪むので、C15は外してあります。


実践的な読本としては、廃刊ですが、「CQ出版のトランジスタハンドブック」がベストです。Cを変化させた周波数特性の表も載ってます。

理論的なことは、専門書が多々ありますので
読まれると知識が身につきます。