雪が舞って今日は寒い。
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掲示版で話題になっていた。
オイラの知っている情報はそこに上げておいた。
①Pre-emphasisは、以前から米国siteにあります。世界標準かどうかは判りかねます。
national radio systems committees (略NRSC)の
http://www.nrscstandards.org/SG/NRSC-1-B.pdf とかにあります。
ここも参考にどうぞ。
上の特性表を見ると 「ラジオのAF部で補正」することは必要だろうな。
「どうやって補正するか?」はNHK発行の本に記述がある。
まずは本を手に入れることをお薦めする。
②日本国内でのAM方法のエンファシスはARIB(電波産業会)でも制定していないようです。公開資料からは見つけられませんでした。
ここに情報あり。
上のサイトにありますように、放送局(免許局)ごとの任意になっているようです。日本放送では1982年から実施のようです。
「オプチモードAM」で多々情報あります。
これも参考に。
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放送局の音声処理を担当されているプロの方々からのエンファシス技術情報がもう少しあると、中身が深まるのですが、、、。送り手が音に脚色しているので、詳細な情報を探すのは困難ですね。
★元々、家電メーカーがラジオからの音に対して設計思想が不足している故に、高域が垂れた音になっています。 データからもそれは裏づけされています。
音の送り手が、なるべく良い音(高域がフラットな音)でリスナーに聞いてもらいたいことから、80年代からエンファシスが採用されていますね。
★ さて、IFTの帯域制限を受けない高1ラジオでも、高音側は垂下り曲線ですね。これはご存じのように検波管の負荷側(+B)に 100PF程度のコンデンサーで、高周波~可聴高域を減衰させる回路になっているからですね。 音の高域に影響を与えない数値として、浅学諸兄の計算では 50PFが推奨されています。 私は通常47PFにして、高域垂を少なくしています。「配置と検波管」によっては、コンデンサーが無くても支障ない場合も あります。
アンテナから入った信号が音域特性の凸凹無く真空管ラジオのスピーカーから出てくれば良いのですが、難しい要因が下記のように幾つかありますね。(スピーカー音圧の凸凹まで言及するとラジオ向けの安価タイプは全く使えないことになるので、考慮から外します。)
1,IFTの特性
2,検波負荷差によるIFTのQの低下の違い。
6H6などの専用検波管と複合管6SQ7では「吊るされたIFT」のQに差が発生しますし、検波能率も10%強違うので、検波できないIF成分の大きさに差が発生します。詳細は古い本にありました。
Qが低い方がフラットに近いので、Hi-Fiを目指す先学諸兄はQを下げるように推奨されていますね。同調回路すべてで低いQが推奨されています。
3,検波段のLPFの定数差による高域垂れの差
4,出力トランスの特性差。これがかなり曲者。
などの要因で凸凹の無い音で鳴らすのは難しいですね。ラジオ工作派なら、それでも凸凹少ない音にしたいと思うのが当然です。
audioのように、鉄を高周波焼き入れできる周波数(20kHzで焼入れok)までフラット特性追求するほどは必要ないですが、3kHzまではなるべくフラットにしたいですね。そう思いつつ自作しています。
任意の周波数で、ハイ・インピーダンスにして特性を持ち上げる工夫は、真空管ラジオでも使われていましたし、NHK発行の古本にも記載がありますね。先達の工夫を反映しつつ、自作ラジオ造りしてます。
ラジオ工作派でも「己の耳」を鍛えることは大切なので、JBLのEVEREST DD66000などで音を聴くようにしています。
真空管ラジオの音に注意して自作するラジオ工作派は至って少数だ。ラジオ修理にしても残留ノイズに注目して修理するサイトを幾つご存知ですか?
残留ノイズや音色に注目しないなら、「自称ラジオ工作派」に成り下がってしまうだろな。
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「ラジオのノイズ」考。
耳で聞いて文字で表現すると「ノイズ」の表記になってしまうが、
①ブーンと聴こえてくるのは、電源100vの50ヘルツ あるいは60ヘルツの交流分が聴こえてくる。全波整流していると、倍数の100或いは120ヘルツで聴こえてくるのは、皆様がご存知の通り。
さて、SP端子にオシロとVTVMを接続し、真空管ラジオのVRを絞り、周波数ツマミを触って受信周波数を変化させてみよう。 周波数変化に伴ないオシロ上での波形の大きさが変わることが体験できる。VTVMの値の変化をメモしよう。
VRを絞っているのに、何故信号の変化具合がオシロで判るのか?
ラジオはRF部を持っているので、VRを絞ってもRF部信号がコールドから入ってくることはオシロを眺めていれば誰でも判るほどの基本だ。電子はマイナスからプラスへ流れることは中学物理で教わってきたね。
②オシロを眺めていると、「RF部の漏れなのか?」は上記のように判断できる。
真空管によっては、オーバーシュート波形(オシロ上)が出る球もある。この場合はその球を交換する。
③電源回路の平滑回路の段数が不足かどうかは、+Bのリップルをオシロで見る。20mVくらいのリップルならば平滑回路の段数は足りている。 5mVまで下げれば good.
コンデンサーの容量よりも、段数の効果があることは先達が発表された表を見れば理解できる。
ST管IF2段スーパーでの波形を参考にUPしておこう。
6Z-DH3Aの1番ピンは接地する。理由はここにある。
間違っても6Z-DH3Aの6番ピンを接地したり、 平滑回路の接地側引き回しをしくじらないこと。修理済み品(ST管、ミニチュア管)をYAHOOで見かけるが、かなりの割合で配線が間違っている。
メーカー製ラジオ(ST管、ミニチュア管)では、だいたい平滑回路の接地側が下手。その結果ブーン音が強い。真空管ラジオ(ST管、ミニチュア管)を手に入れたら、まずは配線と接地ピン番号を疑うことからのスタートをお薦めする。
「330+330+330Ω」の3段で、だいたいこの程度になる。計990Ω。1目盛りで20mVゆえに、レンジで5~6mV程度だ。1KΩの1段より格段に良い。
+Bの5~6mVは出力トランスのOUT側で「幾つの数字になるか?」は、中学生算数の範囲だ。
その計算が出来たなら、+Bのリップルが200mVの場合は、どうだろう?
④まれに3端子レギュレーターを採用した製作例があるが、それが起因になるノイズ(電波)はすでに ご紹介した通りだ。
オシロを眺めて ノイズ対策されることをお薦めする。
]]>AUX端子を「エーユーエックス」端子と読むのが主流になってきているようだ。
上記ルールのように、アルファベット直読みならば、
TONEを「トネ」或いは「テーオーエヌイー」と呼んでいるはず。
でヒットしてこないが、 TONEは中学生の英語水準だからか、、。
auxをエーユーエックスと呼んでいる方は、
ぜひ同じ呼称ルールに基づいて「TONE⇒テーオーエヌイー」と呼ぶようにお願いします。
お馬鹿なオイラは、 AUXはオックスとしか読めない。
間違って読みblogに上げていると「御馬鹿宣言」している状態だ。
オイラのように不器用、御馬鹿宣言している仲間かな?
まあ、オイラが世話になっている会社では、基準点を「origin」でなく 「base hole」と表記させるからね。そのルールに従うとbase ballは「基準球」になるね。
エーユーエックス端子と呼称する貴方に、問う。
CATをどう呼称します?
CATをシーエーテと呼んでこそ呼称ルールが一致します。
一つの頭脳にルール2通りは無理ですよ。
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12月29日朝追記
youtubeに 「aux meaning」があった。
ポピュラーな読み順に発声していると想うが、
英語圏の方は、「△△」と読むようだ。
仕事で米国人と接触した折には、「エーユーエックス」とは呼称していなかったナ。
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国の調査では、
とのことでまともな力を有するのは2割り前後らしい。
そりゃ、基準点をbase holl と呼ぶわな。
auxは読めないし発音できないわけだ。
そもそも中学卒業レベル以下ってのは、中学1年生レベルなのか? そんれより低いのか?
]]>毎日、年金砲を撃って 2016年1月5日~16日までに7兆円 年金が溶けたらしい。
溶けたのは30兆円とかの情報もあるが、 平民は溶かす権限もない。 もちろん溶かすことができる立場の人間は責任は取らない。
民間なら責任を責められるが、7兆円溶かしてもOKな商売もあるようだ。
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リフトはRIFT
何のこっちゃ?
「持ち上げるのは、LIFT」と中学で教わるが、オイラが世話になっている会社ではRIFTと表記する。
LIFTなどと表記するものなら「馬鹿、アホ」と罵られる。
加工基準は、BASE HOLEと表記する。originと表記して苛められた奴もいた。
高卒程度の教養があると,色々と不都合があるらしい。
苛められたくはないので、現実にあわせる。 社会通念からズレても気にしちゃいけない。
RIFT表記のFA装置は10年前の製作だが、某大手の協力工場で今も稼動中だ。(初めてみた時は 腰が抜けた)
BASE HOLE図面は納入先でおそらくPDF⇒保存されている。
]]>既報のように
今年はアイテックさんとDFKさんがclosedした。
★己で部品調達もせずに、造りもせずに、文句だけ垂れるクレーマーが多いからだろう。
ラジオ系キットは、生活必需品ではない。
当然、趣味の分野。
「キット品が高い」と想うなら、ご自分で部品を集めて、必要によっては基板を起こし、ケース加工すべし。 掛かる作業時間をご自分で金額集計すれば、キット品の値段の正当性がわかる。
もっとも、軽自動車だから軽油を給油する猛者。
義務教育だから給食費は支払わない猛者。
AUXをエーユーエックスと読む謎。(TONEをティーオーエヌイーとは読まない謎)
が溢れて来た日本だから、
ラジオキットの分野でも斯様なクレーマーは居る。クレーマーに追いつめられて、嫌気が起きたんだろうと推測する。
ラジオキット分野を狭めているのは、そのクレーマーの存在だね。
ラジオキット2P3が組み立てられなくて、クレームつけた方、身に覚えありますね。
クレームする以前に技術不足を反省するのが大人ですよ。
「説明書もよい2P3キット」が組み立てられないなら、学研の電子ブロックから始めてチカラをつけることをお薦めします。(失敗しても簡単には壊れないのでお薦め)
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]]>FM帯のトラッキングです。↓
FMバンドは、76Mhz~107Mhzにあわせました。
↑L102がFMの局発コイル。⇒伸縮させて周波数(バンド幅)を合わせます。
L101がFMのアンテナコイル。⇒伸縮させて感度ピークに合わせます。(79Mhz近傍でピークにしました)
バリコンのトリマーも、感度ピーク&バンド幅をあわせます。
L103は、ロッドアンテナを伸ばした時(実使用状態)であわせるのですが、今回は見送りです。
T103は、触らずです。
上記コイルは、「調整後にボンド固定」が普通ですが、まだ固定してません。
これも、空芯コイルのキットでしたね。
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FM帯で、普通に聞えるようにするためには、測定器が必要です。
空芯コイルはクリチカルですので、時間を掛けてあわせてください。
(70'~80'当時は,
普通のおばさんが製造ラインで1分ほどでAMもFMも
ささっと、あわせている時代ですが、、
それだけ、オイラの周りのおばさんの水準が高かったってことでしょうか、、。)
オイラの20代の仕事は、「ラジオのトラッキング」と「テープのワウフラッター」あわせ、
そして「カーステの調整」の日々でした。
「仕事でラジオトラッキングしてきた最後の世代??」ですね。
直ぐ下の世代は、「電子チューン(PLL)のラジオ」のライン製造に変わってます。
トラッキングは、数をこなしてカン処が掴めるので、ヘテロダインのラジオを多数造って
習得してみてください。
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意匠面の取り付け↑。 長めのネジで締結。
「ロッドアンテナ+ラグ端子」↑
天板の取り付け↑。フランジ付ネジにて締結。
完成です。↑
造って楽しいラジオキットですね。KIT-600は外観もよろしいので、人気が出るだろうと想います。
ツマミと軸棒との勘合が少し緩めですので、両面テープを「嵌めあい箇所の隙間」に使いました。
(ボンド固定すると後々困るので、両面テープにて固定です)
バリコンもVRもガタ無しの「良いフィーリング」になりました。
★SWは、ロッドアンテナ⇒TRで増幅⇒ICのルートになっています。
TRを換えると耳がよくなりますね。
★空芯コイルのキット製作は、FRG-2004BL に続いて2台目でした。
★発振することも無く、普通に鳴ります。←重要ですね。
★MW/FMの耳は普通です。(耳が良いグループに入ります)
★筐体に組み込むと、共鳴して音も良くなります。お薦めのキットです。
★カラー抵抗が読めて、実装確認が出来る方なら、問題なく鳴らせると想います。
ヘテロダインですので、「組みあげて終了」とは成りません。
FM帯はSGが必要です。
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キットの魅力は、
①主要パーツを揃える手間が不要
②「見てくれ」が良い
でしょうか、、。
ラジオは調整している時が、面白いですね。
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FM帯のフルキットとして、フォアーランドさんからFR-7100やFR-7300が販売されていますので、
「FM帯のトラッキングを初めてされる方」は、フォアーランドさんのモデルから体験されたほうがよいかも知れませんね。(こちらの方が、調整は楽です)
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2016/Feb/14追記 最新のは4バンド(FM,MW,短波1,短波2)
KIT-006D ⇒製作記
本キットが組み立てられたら、次のステップは、
①真空管3球スーパー 3S-STD ⇒記事
②7Mhz ダイレクトコンバージョン COMET40 ⇒ 記事
③AMワイヤレスマイク TX-1 ⇒記事
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通電したらFMノイズが聞えたので、一安心ですね。
↓FM放送を受信中(未調整)
↓SGの信号を受信中(未調整)
MWもSWもFMも聞えているので、電気的には間違っていないようです。
これから、落ち着いてトラッキングしますね。
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MW帯
アンテナホルダーの取り付けに、樹脂スペーサを3枚↓
ボンドで固定中↓(MW用バーアンテナ)
MWコイルのターン数が多いです。(インダクタンス過多)
写真は、18回ほどいてあります。(16回くらいがよいでしょうか、、。)
「KIT-735の場合は、アンテナコイル⇔IFTの距離を縮めたくなかった」のですが、
本機KIT-600はIFT無しです。中間周波数の回り込みの心配がほとんどないので
ターン数を減らしました。(ターン数が多いと調整がpeakyになります)
MW調整中↑。波形は普通です。耳も普通です。
「これだけ良い性能で、3150円」は買いですね。
おじさんが指導者なら、これを薦めますね。
局発のコア(赤)を触ってトラッキングします。
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SW帯
同調コイル(バーアンテナ)は無いので、局発の周波数を合わせて終了です。
緑色のコアをさわります。
バンド下限↓(印刷表示が3.8Mhzでしたので それに合わせました)
バンド上限↑。
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あとはFM帯とケーシングが残っています。
]]>本記事は、2IC+2TRの3バンドラジオキットの製作記です。
真空管の短波ラジオ キットは、O-V-2。 2バンドスーパーになります。
初めてラジオキットを造る方には、CK-411 あるいは KIT-12 を薦めます。
製作したラジオキットは、一覧にしてまとめてあります。⇒ここです。
自作したラジオも、一覧にしてあります。⇒ここ。
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ラジオ少年から 新しく領布されたラジオキット KIT-600です。
MW/SW/FMの3バンド対応で、造り応えがあります。
2IC+2TRの構成です。
FMは空芯コイルなので、調整技術の優劣が判りやすくなってます。
「空芯コイルのラジオキットが、現行モデル」に驚くとともに、
供給してくれた裕徳電子さんに感謝申し上げます。
価格は3150円と、オイラの財布にとても優しいです。
部材↓
回路図(日本語)とパーツリスト(中国語)、それにキーポイントを記述したA4用紙が
付属してました。
半田中↑
★FMのセラフィルターは、写真左側に印刷面が来るように配置します。(AM用も同じ向き)
★OSCは、赤コアがMW、緑コアがSW用です。
★赤LEDは足にチューブを被せます。長さは、基板をパネルに取り付けて
現物合わせで、決めます。(専用のスペーサがあるのを、後で気つきました)
★FM用空芯コイルは、「巻き数で2種類」ありますので、回路図通りに実装します。
(寝かすべきコンデンサーが立っています。すみません)
LEDノスペーサ↑
↑配色が違うようなので、赤⇔黒入れ替えました。
↑DC用のソケットの向きが、他の2つと異なるので注意ですね。
1個だけコンデンサーを寝かして、ケースとの干渉をかわします。
↑電池接点。
↑アンテナホルダー(方向性あり)
↑バンド切り替えSWの「リンク部品」
↑嵌めあい確認中。
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