続きです。 真空管3A5を2球使ったAMワイヤレスマイクです。
2段目のマイクアンプ部の3A5の負荷抵抗47KΩに掛かる電圧をみてみました。
2.10Vの表示でした。
↑ピンボケで申し訳ないです。マイクアンプ2段で26dbほどになりました。(1段あたり13db)
負荷は47kΩが一番よさそうでした。
負荷47KΩに2.10V掛かっているので、プレートに流れている電流は
オームの法則から、導きだされますね。
電流=電圧÷抵抗から2.10÷47K=0.044mA 。こりゃ、とても少ないです。
(オイラの桁間違いでありますように、、、。)
規格表だとamplification factorが15なのですが、流石にipが少なすぎますね。
2段目のマイクアンプ部の3A5には、積層9Vー2.10V=6.90V印加されているはずなので
6.90x0.044m=0.3mW入力です。
マイクアンプ部の総合電圧ゲインとしては,6dbほどです。
st-17の2次側で測ったらマイナスゲインには成っていませんでしたが、、。
変調トランスでかなりもっていかれてます。
↑6GX7の単球レフレックスで受信してみました。
右がマイク入力。左がラジオからの波形です。
で、ほとんど飛びません。20cmくらいです。
真空管+TR ハイブリッド BC帯ワイヤレスマイク(2.5mほど飛ぶ) と
発振部と変調トランスは同じなので
マイクアンプ部の出力差がでてます。(1Vをマイク端子にいれても飛ばない)
「変調良く飛ばすには、相応のAF部のパワー(電力)が必要」と ごく普通の答えになりました。
追実験される方は、積層9Vを幾つか直列にして、電圧をあげてIPがもっと流れるようにすることを薦めます。(オイラは9Vにこだわりました)
↑ 「発振のきっかけ」は、発振コイルの2次側でもできます。
(さほど知られていませんが、、、)
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以上、3A5のワイヤレスマイクの実験でした。
ワイヤレスマイクとして遊ぶには、変調が浅くて20cmしか飛びません。
]]>50Mhzトランシーバーや真空管アンプで人気の3A5を発振管に使ったワイヤレスマイクを
幾つか自作してきましたね。(FM帯⇒こことここ。BC帯⇒ここ)
「電池管3A5が、どの位ゲインが取れるのか?」ってのを確かめたくて、このワイヤレスマイクの製作を始めました。
電池管3A5を2球使ったAM変調のBC帯ワイヤレスマイクです。
↑3A5を2球使います。マイクアンプ部は3段にしてみます。
そうそう、オイラはバネ座金(スプリングワッシャー)は、使いません。
ネジの締結ってのは、「金属の弾性領域で行う」ことはご存知ですね。
(機械エンジニアのイロハです)
まともなエンジニアは、バネ座金は使いませんね。
自動車にスプリングワッシャー使ってありますか?
鉄橋や鉄塔の締結はどうなってますか?
「バネ座金を使う神話」から抜け出ること薦めます。
「ハードロックナット」で検索すると知識が深くなります。
↑発振コイルはAMラジオのOSCを改造します。
コイル線を一旦解いて、巻き直します。⇒詳細
運悪く、線がボロボロになってしまったら、線長は70cmくらいで巻けばokです。
↑こんな値になりました。
磁性体でヘンリー値を増やすので、素では140~200でokです。
hi-Lの方が、発振が強いので ↑よりもう少し大きいほうがベターです。
↑磁性体を乗せて、最大値はこの数字になりました。
↑発振の確認をします。これも無事に発振しました。
↑freqはこの辺です。
さてどの位の電圧ゲインが取れるやら、、、
続きます。
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